ABU Robocon 2023 Phnom Penh, CAMBODIA

2023年8月27日(日曜日)にカンボジア・プノンペンのMorodok Techo National Stadium, Indoor Sport Centerで開催されたABU Robocon 2023 Phnom Penh, CAMBODIAに出場し、優勝しました。

また、「ABU ROBOCON AWARD」も受賞しました。

これは、日本としては2013年に金沢工業大学が優勝して以来10年ぶり3度目、豊橋技術科学大学としては初めての快挙となります。

また、優勝と「ABU ROBOCON AWARD」の同時受賞は日本としては初めてとなります。

競技テーマは、カンボジアのアンコールワットを模したフィールドで、「エレファントロボット」と「ラビットロボット」の2台のロボットが11本のポールに輪投げをします。11本のポールのうち自チーム側の8本のポールにおいて、自チームのリングが一番上にある状態にすると「Chey-Yo」となり、その時点で勝利が確定します。

大会には、13の国と地域から14チームが出場しました。
出場した国と地域は、カンボジア(ホスト国のため2チーム出場)、中国、エジプト、香港、インド、インドネシア、日本、マレーシア、モンゴル、ネパール、スリランカ、タイ、ベトナムです。

試合経過

予選リーグ

予選は、5つのグループに分けて行われます。
A ~ Dのグループは3チームずつ、Eグループは2チームずつそれぞれ総当たりとなります。
日本はEグループとなり、タイチームと2回フィールドを変更した当たることになります。

1試合目 vs タイ(タートゥーム社会教育産業カレッジ)

タイに一切の隙を与えず20秒程度でチェイヨーを達成して勝利しました。

なお、ラビットロボットはジャンプをしていません。

2試合目 vs タイ(タートゥーム社会教育産業カレッジ)

20秒程度でチェイヨーを達成して勝利しました。

この試合で、ラビットロボットはジャンプを始めてしました。

決勝トーナメント

決勝トーナメントへの休憩時間中に、会場をスコールが襲い天井から雨漏りが発生しました。そのため、試合はおよそ1時間遅れでの進行になりました。

3試合目 vs カンボジア(カンボジア国立工科大学)

この試合は、試合の開催地カンボジアとの戦いであったため、対戦相手を応援する声援が大きく、完全な「アウェイ」での試合でした。

エレファントロボットがスタート時に出遅れるトラブルもあり、一部のポールでカンボジアと入れありになりました。しかしながら、31秒程度でチェイヨーを達成しました。

なお、ラビットロボットはジャンプをしていません。

4試合目 vs ベトナム(ハノイ工業大学)

この試合は、豊橋技術科学大学はベトナムに敗戦したかと思われましたが、ベトナムがFAQ(各チームが運営側に質問でき、その回答が全てのチームに配布されるもの)に書かれていたルールに反していることをピットクルーが見抜き、審議の結果、再試合になりました。

再試合では、ベトナムと激しいリングの打ち合いになりましたが、ベトナムがリトライをしている隙にポールにリングを入れ、1分17秒程度でチェイヨーを達成しました。

5試合目 vs 香港(香港中文大学)

決勝戦では、香港とのポールの奪い合いになり、およそ1分45秒でチェイヨーを達成しました。