出張!とよはし☆ロボコンズ (2022年12月26日)

毎月第3月曜日に、やしの実FMで放送される「出張!とよはし☆ロボコンズ 」の初回放送が終わりました。

今回は、レギュラー出演の豊橋技術科学大学ロボコン同好会「とよはし☆ロボコンズ」代表のひろもとと、渉外担当のおおまえ、それからゲストとして実際にロボット製作を行なっているメンバーのほそかわが出演しました。

そもそも「ロボコン」とは何か?豊橋技術科学大学ロボコン同好会「とよはし☆ロボコンズ」の特徴は何か?と言ったことについて、お話ししました。

このブログでは、ラジオ内の発言を抜粋・一部削除・修正してお伝えします。

ラジオコーナースタート!ロボコンとは?

ケンヂブリッチ:今日から始まりました新コーナ「出張!とよはし☆ロボコンズ」ということで、豊橋技術科学大学ロボコン同好会のおおまえくん、ひろもと部長がロボコンの魅力を教えてくれるそんなコーナとなっています。
今までラジオ聴いている人は、ちょっとはロボコンの魅力わかっているかもしれませんが、今日は初回放送ということで、ロボコンの魅力、ロボコンとは何なのかを教えてもらいたいと思いますが。

おおまえ:はい。ロボコントは元々どういうものなのか、ちょっと説明させてもらうと、ロボコンってそもそも、僕たちが出ている「学生ロボコン」とは、世界大会の予選大会になりまして、毎年、国内の予選大会に出場してるんですけども、毎年「学生ロボコン」というのは一年ごとにルールが変わるんですが、それがどのように決まるのかというと、毎年あの、国内予選を勝ち上がって出場する世界大会の開催国によって変わります。

ケンヂブリッチ:おー。野球だったら、ずーと長い歴史、ずっと同じルールだけど、ロボコンだと…。

おおまえ:そうですね。毎回ロボットが、毎年変わるんですね。全く新しいものになるんですけど。
そのルールがどういうふうになると、その開催国の国の文化に則ったようなルールになっていまして、毎年いろんなルールあるんですけど、まー、一言で言うのが難しい。毎年本当に一言で表せないような複雑なルールになっているのですが、それだけ競技性が高いものになっていまして、全国の毎年、60〜80チームぐらいの全国の大学からエントリーされていまして、そここから勝ち上がった優勝校 1チームのみが世界大会に出場して、世界で戦っていうくという。

ケンヂブリッチ:日本の、1位を決めて、日本の1位が世界に行くという。そんなロボコンの大会になってて。さっきでもずっと言ってくれたけど、一言で喋りきれない複雑なルール。このコーナ15分なんで、どんだけ伝えていけるかわからないけど。

おおまえ:ぜひ、聴いている方はこのあと、「ロボコン」って検索して見ていただくと一発でわかるかと思うのですが、基本面白いのが、だいたい対抗、ロボット同士で争う、タイムアタックとかじゃなくてロボット同士でたたかわせる競技になっているので、相手のチームのロボットの作っているものとか向こうの作戦とかによって毎試合全く違うような面白さというのがありまして、できればいろんな年の大会を見ていただくとより面白さが伝わるのと思います。

学生ロボコン最多優勝は「とよはし☆ロボコンズ」!!

おおまえ:そんなロボコンなんですが、私たちとよはし☆ロボコンズっていうのは1993年ぐらいから、ずっとロボコン何十年出ているのですが、今年(2022年)の大会出場して、国内で優勝しまして、現在国内の最多優勝回数、豊橋技術科学大学が持っています。名だたる有名大学も参加していますし、国内・世界共にかなり大規模なロボットの大会にはなっていますね。ロボコンって、最初に言ったのですが、60~80チームエントリーしているので、そもそも本戦に出ることすら難しい大会なので、本戦に出るのが20チーム以下ぐらいなので、ビデオ審査とかエントリーとか、そこの厳しい選考を勝ち抜いてきたチームしか、そもそも大会に出られないっていうこともあって、結構大会のレベルも毎年高くて、見ていて面白いなっていう。

ケンヂブリッチ:ロボコンというと「ロボット・コンテスト」の略。どういうロボットを作っているのですか?

ひろもと:ロボット・コンテスト、そもそも起源が「高専ロボコン」っていう、僕ら高専出身者なのですけど、高専生たちがロボトットを作って競い合うという、そこから始まったんですよ。アイディア対決っていうのが主軸として始まって、だから「コンテスト」なんですよ。
元々は、技術を競い合うというよりは、ロボットが自分らを思うアイディアを技術で、再現してそれを競い合うというのが起源なんですよね。
なので、どう言ったロボットが作っているかというと、サイズで言うと1m×1m、人間より一回り小さい大きいロボットを作る。競技としてルールがあるんですが、各大学各高専によって、多種多様なロボットを作ってそれを競い合うといった感じですね。

とよはし☆ロボコンズの強さの秘訣とは…?

ケンヂブリッチ:ロボットて聞くと、マジンガーZとかガンダムとか人型のロボットをイメージする人多いと思うけど、ロボコンの大会に関してはどういう感じになってるの?

ひろもと:ロボコンも、歩行しなさいって言うルールの年であれば、歩かなければいけないので足みたいなものをつける年もありますし、そう言うのが限定されない年だったらタイヤで走るんですけど、タイヤはタイヤでもみんなが思い浮かべるような車についているタイヤじゃなくて、前と後ろだけじゃなくて右と左にも移動できる、いわゆる全方位移動ができるロボットっていうのもよく使われますね。その年によりますね。

ひろもと:豊橋の他の大学と違うところを言いたいのですが、歩きなさいというルールを言われた時に、本当はルール的には4つの足を使って馬みたいに歩いてくだいねっていうるルールなんですが、豊橋何を考えたかというと、馬みたいに走る時に障害物をよけなさっていう競技なんですが、早くゴールしなきゃいけないぞっていうことで、極力足を低く作って、メチャクチャ低く作って、本当にすり足で動くような、一応歩いてますよっていう、ほぼほぼ直進しているような勢いで、ロープの下を本当は越えないといけないところを潜っちゃう。
ルールの極限をついていくような攻め方をするのが、とよはし☆ロボコンズの特徴なんですよね。
これを支えている、秘訣がありまして、高専(高校1年生に相当する15歳から5年間で工業についてより深く学ぶ学校)を卒業した人たちを大学3年生として主な学生として受け入れているのが豊橋技術科学大学でありまして、高専ロボコンを経験した人が多く集まってるのわけなんですよ。

ケンヂブリッチ:ひろもと部長も?

ひろもと:僕も奈良高専出身で、今日ゲストで来ている細川なんかも香川高専の出身です。

ケンヂブリッチ:細川くんも同い年で、今年来たというとで。

ほそかわ:編入して。

ケンヂブリッチ:細川くんは、高専ロボコンなん年やって?

ほそかわ:高専では、5年間。

ひろもと:僕は、3年でリタイアしたんですけど、3年やって4年5年も別のことに挑戦してたんです。高専ロボコン自体は3年でやめて。

ケンヂブリッチ:細川くん。ロボコン歴が長い。

ほそかわ:ずっとやってました。

ロボコンの魅力とは…?

ケンヂブリッチ:ロボコンは長いことなんでずっとやってる?

ほそかわ:何でかって言われると、いっぱい魅力はあるんですけど、一つ挙げるとしたら、一から自分たちでロボットを作って、やっぱり一番最初はどうしてもうまくいかないこともあるんですけど、それを繰り返し改良していくうちにできるようになって、大会に臨めるようになるっていく、試行錯誤の過程がとても楽しいので、ロボコンずっと続けています。

ケンヂブリッチ:一から作るっていことですよね。プラモデル作るときのような説明書がない状態で、みんな自分たちで考えて作るのがまず第一のルール?

ひろもと:そうです。そこから、高専ロボコンで培われて「試行錯誤する過程が面白い」って言ったじゃないですか。
そう言ったことをすでに経験した人たちが集まっているので、他の大学にない発想力が豊かな、ルールをついてくるような、勝ちを狙っていくのが、僕らの魅力であって、ぜひ見てほしいロボコンの魅力ですね。

ケンヂブリッチ:なるほどね。本来なら、ルールに則っていくんだけど、表で則っていくんじゃなくて、裏の則りでいくとね。ルールの裏をついていくというのが、技科大ロボコン同好会の伝統。

ひろもと:伝統であり、見てほしいところですし、僕らの強い秘訣だと思っています。

ケンヂブリッチ:一からロボット作るのって、本当にどういうことなんですかね。

ひろもと:それは、僕らの機械、回路、制御みたいな感じで、担当役職に分かれていまして、機械であれば自分らでロボットに使う材料から選んで、金属の何を使うのか、金属であってもどの形状のものを使うのか、それを3DのCADと呼ばれるようなツールを使って設計して、組み合わせて、回路っていう人たちは、それを動かすのの必要な制御基盤といったものを設計して、制御の人はそこにプログラムを書き込んでっていう、本当に一からやっています。

ケンヂブリッチ:それは総勢何人?技科大でいうと。

ひろもと:僕らは今20名ちょっと、全体1年生も含めると30名弱ぐらい人数で活動しています。

ケンヂブリッチ:チームスポーツ?

ひろもと:そうです。スポーツです。

ケンヂブリッチ:チームスポーツをやってて。今も絶賛作ってる最中?

ひろもと:そうです。次の大会が6月にあって、それに向けて今ロボット作っています。

ケンヂブリッチ:国内のやつ?

ひろもと:国内です。そこで1位になると世界大会、2023年カンボジア目指して頑張ってます。

目標は「世界一」

ケンヂブリッチ:このコーナ、ロボコンの魅力をお伝えしながら、とよはし☆ロボコンズの過程を応援していくというね。6月はほんと優勝して、世界いって世界一を取る目標ですから…

ひろもと:そうです。世界一を豊橋に持ってきます!お届けします。

ケンヂブリッチ:早い段階で、負けてしまっては困ってしまうので…

おおまえ:まだ世界で一位をとったことがないので。

ケンヂブリッチ:日本自体は?

おまえ:日本自体はあります。

ケンヂブリッチ:あるけど、豊橋技術科学大学は?

おまえ:世界3位が最高です。

ケンヂブリッチ:じゃあ、1位を目標にしてやっていくということで。
毎年、ロボコンは色々と大会があってやっていくんだけど、それ以外にも6月にぶっつけ本番になるということ?

ひろもと:毎年そうですね。6月まで相手の戦況がわからない状態で、いざ本番持ってって、こういうロボットがあるのかと。一応前日に調整する期間があるので、前日が初めてですね。そこまでは、他の大学が何やっているのかわからない状態で。

ケンヂブリッチ:直向きに走る。

おまえ:なんでわからないかというと、さっき言ったようにロボコンってアイディア勝負なので、手札がバレちゃうとメチャクチャ弱くなっちゃう、対策されちゃうので、だから大会当日までは全大学、出場してるチームはメチャクチャ、クローズドなんですよ。全然情報発信しなくて、だからそれだけ相手が何して来るのかわからないから大会当日も何を受けるかわからないという恐怖があります。

ひろもと:それを想定して練習したところが強いんですよね。どこまで相手を想定してできるか、それを想定していても、想像を超えてきた時にそこを対応する能力が求められるという。

ケンヂブリッチ:じゃあ頭使いまくりだね。

ひろもと:本当ですね。

ケンヂブリッチ:他の大学の子とは、基本的に仲良くならないみたいなところ?

おおまえ:終わってから交流とかは。

ひろもと:終わってから簡単な交流ありますけど、基本的に自分らが1年間創り上げた技術、そして後輩にも繋いでいくというものなので、それがあまりオープンになることはあんまりないんですけどね。

ラジオは初めての試み

ひろもと:なので、「ロボコン」っていうものを、大きく発信していくことが今まであんまりなかったので、このラジオを通じて多くの人にロボコンを知ってもらえたらなと思います。

ケンヂブリッチ:なかなか画期的なラジオっていうことだよね。ロボコンについてのラジオ、番組っていうのはあんまりないよね?

ひろもと:他の大学探してもやってないと思います。

ケンヂブリッチ:初の試み。

ひろもと:初の試みです。

ケンヂブリッチ:初だからどうなってくか全然わからない。話せないことが多いというね。

ライバルと同じチームに

ひろもと:ただ今日ゲストに呼んでいる細川は、高専ロボコン一緒に戦ったライバル。今同じチームでやってるということで。

ケンヂブリッチ:どう細川くん。ライバルと同じチームだけどどういう気持ちですか?

ほそかわ:高専ロボコンで、結構奈良高専といえば結構強いチームだったなという印象があるので、強いチームだった人たちと一緒に同じチームでやれるというのはすごい心強いです。

ケンヂブリッチ:高専ロボコンの時から、ひろもと部長の存在知ってた?

ほそかわ:その時は、自分たちのことで一杯一杯で、あんまり周りのこと見れてなかったんですけど、ここにきて、あの時全国大会にいたの?みたいなことは、あの時もしかしたらすれ違ってたかもしれない、見たいのはあったんですけど、ここに来てから、ちゃんとひろもと部長のこと知って、こんなすごい人と一緒にできるみたいな感じで今すごいモチベーションが高い状態でやっています。

ケンヂブリッチ:少年漫画のサッカーとか野球みたいなストーリーだね。

ひろもと:高専ロボコン編があって、学生ロボコン編があるみたいな。

「ロボコン」を知って応援してほしい

ケンヂブリッチ:「ロボコン」っていう言葉を知らない人が多いと思うので、まず「ロボコン」っていうこと覚えて、技科大が強いよっていうこと覚えて。

ひろもと地元で応援してほしいです。お願いします。

ケンヂブリッチ:もっと知って、検索してほしいなと思います。
3人来てくれているので、1人ずつロボコンの魅力っていうのをリスナーの皆さんに教えてほしいと思います。

ほそかわ:さっき、話したのに近いんですが、自分の手で作る、自分で思った通りのアイディアとして出したものそれを形にしようと試行錯誤できる、それが僕の中でいちばんのロボコンの魅力だと思っています。

おおまえ:僕は一言で言って「共創」。みんなで一つのものを創り上げていくというとことに、ロボコンの魅力が詰まってるんじゃないかなと思っています。

ひろもと:僕はやっぱり、世界一を目指せる、「世界一」っていう響きに憧れてロボコンをやっています。この前、ワールドカップが盛り上がったように、世界一っていうのを僕らはロボコンっていう場で目指しますので、ぜひ応援の程よろしくお願いします。

ケンヂブリッチ:熱い戦いですよっていことを覚えてほしいと思います。
今日は、「出張!とよはし☆ロボコンズ」第一回目となりましたが、今日おさらいです。皆さんに覚えてほしい言葉「ロボコン」、「豊橋技術科学大学 東大よりすごい」。この二つをまず覚えてほしいな。その二つを覚えた上で、来月どんな話をするか楽しみのしてほしいなと思います。

提供:株式会社 ワイエムジー

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この記事の執筆者

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この記事の作成日

2022年12月28日

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