2023年シーズンを終えて

2023年シーズン(2022年4月 ~ 2023年8月)は、現4年生 17人、現3年生 3人、現2年生 3人で活動を行なってきました。
(そのうち、学生ロボコン・ABUロボコンに直接関わっているのは4年生・3年生のみ)

4年生(シーズン開始時は3年生)は、2022年4月に高専から豊橋技術科学大学へ編入し、2022年9月の東海地区交流ロボコンを得て、1度しか出場ができない学生ロボコン、ABUロボコンに向けて活動をしてきました。
3年生(シーズン開始時は2年生)は、前シーズンより学生ロボコン・ABUロボコンにチャレンジしてきましたが、このABUロボコン2023をもってロボコンから引退をするとのことです。

これらのメンバーから、これまで応援・ご支援をいただいた方に対してのコメントを紹介します。

代表 / チームリーダー

廣本一真

同好会の代表と、チームリーダーを務めていました廣本一真です。

まずは、ここまで支えてくれた多くの方に心からお礼申し上げます。
自分がここまで来れたのは多くの支えがあったからです。 決して一人では実現できませんでした。
そして、一緒に活動してくれた仲間のおかげです。 振り返れば、誰一人欠かすことができなかったと思います。
自分の夢をかなえてくれた仲間にはとても感謝しています。

さて、今回ABUアジア・太平洋ロボコンを制覇できたこと、とてもうれしく思います。
また、同時にロボコン大賞という最高の栄誉にあずかり、大変身に余る評価だと感じています。
それでも、今回の結果が日本の技術が世界に通用するということの証明になるのであれば光栄です。

WBCの日本チーム優勝や、バスケ日本チームのW杯出場に肩を並べるには及ばないかもしれませんが、日本の産業界にとっての明るい話題となれたら幸いです。
来年も日本が栄光に輝けることを切に願っています。

自分はこれで、学生ロボコンからは引退となってしましますが、今回の結果に満足せずに、次なる目標に向かって前に進みたいと思います。
今後とも、とよはし☆ロボコンズをどうぞよろしくお願いいたします。

豊橋技術科学大学 ロボコン同好会
ABU2023世代 代表 廣本一真

機械班班長 ピットクルー

佐々木 健

エレファントロボット設計担当

まず、一言。世界一取れました!!!! 様々な方面でご支援いただいたスポンサーの皆様、広報や事務的な面でサポートくださった学校関係者の皆様、陰ながら応援してくださった保護者関係者の皆様のおかげです!
1年間ありがとうございました!

私は、高専時代からそれなりに色々な種類のロボコンに参加してきましたが、学生ロボコン(ABUロボコン)が「一番タフなロボコン」だと思っています。
今年のロボコンは、7回以上もロボットを作り直して、ものすごい量の時間とお金を消費し、自分たちの気力や根性が試される1年間でした、、、とてもしんどかったですが「全力を出し切れる環境」があったから最後までやり遂げることができたのだと思います。
リーダーが本当に頑張ってくれたおかげで、今年一年間で、国内にとどまらず世界で「一番」といえるほどの作業環境を整えることができました。

特に私が担当している機械部分では、作業環境とロボットの部品の精度・強度は直結します。
こういったロボットだけではなく、環境に重視してプロジェクトを進めていったことも、優勝という結果に結びついた1つの要因なのではないかと思っています。
後輩たちには、「今ある豊橋技科大という環境を最大限に活かして」頑張ってほしいと思っています。
あと気合いも忘れずに!!

(ちょっと言い足りないので、最後に、、)
あと、すべてのロボコニストに言えることで、ABUに見にいけるチャンスやツテがあるなら絶対に行った方が良いです。
マジで世界変わります。
出費が馬鹿にならないですし、海外なのでハードルはとても高いですが、本当に別次元の刺激をもらえるので、ぜひ機会があれば、海外のロボコンに対する情熱を生で感じてください!

機械班 / ピットクルー

ラビットロボット設計担当

自分はピットクルーでラビットの設計を担当していました.日本予選ではお見せすることができなかった,ラビットロボットのジャンプをABUの大会本番でお披露目することができ,最終的に優勝という結果が得られたこと大変満足しております. 今までご支援ありがとうございました.

制御班班長 / ピットクルー

小学生の頃テレビでABUロボコンを見て、世界で戦う大学生がいるんだ。大学生はこんなに凄いものが作れるんだと強く憧れました。
世界最高のスペックを持ったロボットを作ってくれた機械班、安定して動作する回路を提供してくれた回路班、不自由なくロボットが作れる環境を用意してくれた事務や渉外、なにより複雑な作戦に対応し、1秒でも速さを追求し、最後まで1%でも不具合の可能性を取り除いてくれた制御班員、この最高のメンバーで世界一の夢が叶えられたことが一生の思い出です。

制御班 / チームメンバー

ERの自動動作フローや回収機構動作プログラムの作成など担当

初めの方は、複数人での開発に不慣れで、同じ制御班メンバーに迷惑をかけたり、ER機械班の二人にはロボットを暴走させてしまうたびに迅速に直してもらい、本当に助かりました。ERのシステムは非常に複雑で、最後までトラブルが解消できないまま本番を迎えてしまいましたが、最終的にこのチームで世界一に輝くことができて本当に嬉しいです。一年と少しの間、ありがとうございました。

回路班班長

今年は、目標であった世界一を掴み取ることができました。

このチームは過去最高のチームでした。
特に代表の廣本は、信念を持って走り続ける姿を我々に見せ続けくれたので、辛く大変なときでも頑張れました。
彼がいなければ世界一はなかったと思います。

ありがとう。

また、我々の活動を支援してくださった皆様にも、感謝しかありません。本当にありがとうございました。

渉外

2023年度スポンサー、後援・協力企業、同窓会の皆様、大学関係者の皆様、個人Supporterの皆様

心よりお世話になり、支援していただき、誠にありがとうございました。今年度の活動は、皆様の温かいご支援と協力なしには実現できなかったものであり、感謝の意を表す言葉がありません。

皆様のご支援がなければ、私たちのチームの目標である世界一の実現は険しいものだったかと存じます。

今シーズンの渉外活動の成果としては、既存のスポンサー6社に加え新規スポンサーが12社、後援・協力企業が13社、個人支援は110人に上り、総額1000万円以上の支援を受け賜わる結果となりました。

1000万円という数字、実は渉外活動がスタートするときの目標支援額になります。目標達成まで1年という時を要しましたが、多くの人に支えられ達成できた目標になります。
特にスポンサー制度や、個人Supporter制度などは豊橋に住む社会人の皆様等からのヒアリングを通して完成させたものです。渉外活動は豊橋の皆様の協力の上に成り立っていると強く感じております。

また豊橋、ひいては東三河という地は工業系の産業が強く、ロボットとの親和性が高いこともあり今シーズンのスポンサー18社のうち東三河に本社もしくは大きな工場を持つ企業が12社もあります。
豊橋で活動できたことを心から嬉しく思います。

支援いただいたスポンサーは地元企業にとどまりません。
国内のみならず海外の企業からも支援も受け賜わり重ねて感謝申し上げます。

大学関係者の皆様からも多大なるご支援いただいております。
今年度は特に設備更新の際に多くのご助力をいただけましたこと深く感謝申し上げます。

個人Supporterに関しましても110人という非常に多くの方からご支援を受け賜わりましたこと心より感謝申し上げます。皆様一人一人のご支援がもたらした優勝だと強く信じております。

皆様のご支援は単なるロボコン活動へ支援にとどまらず、私たちの将来にも大きな影響をもたらします。ロボコンを通して培った経験は非常に価値のあるものであり、将来エンジニアとして社会にはばたく私たちのキャリアは皆様のご支援の上にあるものです。

今後も、私たちは皆様の信頼に応え、より一層成長し、社会への貢献を追求していきます。今回の経験は、私たちにとってかけがえのないものであり、これからの未来に大いに生かしていきます。

再度、心より感謝申し上げます。今後ともご支援いただけることを願っております。

会計・部品加工

技術的な仕事以外でもロボコンに関わることはできるとして誘ってもらってこのチームと出会えました。

誘ってくれたチームリーダーと、自分の加工を信頼して沢山の仕事をくれた機械班のみんなには感謝してもしきれません。

1年と少しの間ありがとうございました。

広報

ここまで、Webページや、ロボコン同好会のSNSなどをご覧いただきましてありがとうございました。

ロボコン同好会では、ロボコンで優勝するために必要な資金を獲得する前段階として、活動内容を広く皆様に知っていただくために広報活動を強化してまいりました。

Webページは、他大学のロボコンサークルよりも、ロボコンの魅力や活動内容をわかりやすく掲載することを心がけていました。当初は少数の方のみサイトにアクセスいただきましたが、ロボコン同好会への注目度を上げる様々な取り組みや、何よりチームが大会に優勝したことでアクセス数が増えていきました。皆様のアクセスが私のモチベーションとなっていました。

また、私の方で個人スポンサーサイトの運営も行なっておりました。
こちらに関しては、多くの方に簡単に支援をいただく目的で開発を行っていました。
結果として、多数の方に支援をいただき、例年以上の額を使用することが可能となりました。
これにより、シーズン初期やABUロボコン出場決定後の財務状況を大幅に改善させることができ、ロボット製作にあたっているメンバーが資金の心配をせずに活動できたことは、今回のABUロボコン優勝に繋がったと考えられます。
皆様の個人スポンサーサイトを通しての支援、本当にありがとうございました。

また、この記事が2023世代としてのtutrobo.rm.me.tut.ac.jpへの最後の投稿となります(一部を除く)。ここまで、本当にありがとうございました。

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この記事の執筆者

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この記事の作成日

2023年09月07日

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