昨年12月中旬、豊橋技術科学大学 ロボコン同好会「とよはし☆ロボコンズ」は、NHK学生ロボコン2026のエントリーを完了しました。
我々ロボコン同好会は、NHK学生ロボコン王座奪還、そしてその先のABUロボコン優勝を目標に、ロボット製作を行っていきます!
さて、この記事では、本年(2026年)の学生ロボコン / ABUロボコンの概要についてお伝えします。
なお、この記事は一般の方にわかりやすくルールを伝える目的で書いています。
実際ルールとはサイズや色、呼称が異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
正確な内容は公式ルールブックをご確認ください。
今年の競技ルール
NHK学生ロボコンのルールは、ABUロボコンのルールに従って作成されており、例年、ABU開催国にゆかりのあるものがモチーフにされています。
今年のABUロボコンの開催国は……
香港(Hong Kong, China)です!!!
そして2026年のテーマは、「Kung Fu Quest」。伝統武術(カンフー)の修行になぞらえ、2台のロボットが協力して「武器(槍)を組み立て」「秘伝書(ブック)を集め」「最後は三目並べ(Tic-Tac-Toe)の形を作って勝利を狙う」競技です。
特に今年は、フィールド上の複数エリアを行き来しながら、アイテム回収→運搬→配置→妨害までを同時進行するため、戦略と連携がとても重要になりそうです。
ロボット
今年のルールでは、2台のロボット(R1 / R2)を使用します。
両ロボットの合計重量(バッテリー、コントローラー、ケーブル、操縦器を含む)は50kg以下でなければなりません。
ロボットのサイズは以下の寸法に収めなければなりません。
①試合開始時:
R1…幅1000×奥行1000×高さ1000mm以内
R2…幅800×奥行800×高さ800mm以内
②試合全体を通して(最大寸法):
R1…幅1000×奥行1800×高さ1300mm以内
R2…幅800×奥行1300×高さ1300mm以内
R1(ロボット1)
R1は主に道場(Martial Club)、梅花林のR1用通路、アリーナで動きます。
R1は手動ロボットまたは自動ロボットどちらでも可能です。
R2(ロボット2)
R2は道場、梅花林(入口/出口ゾーン含む)、アリーナで動きます。
R2は自動ロボット(試合開始後は自律動作)でなければなりません。
フィールド
今年の競技フィールドは主に「道場」「梅花林エリア」「アリーナ」の3エリアに分かれています。

試合時間は3分。
2台のロボットが協力して、槍の組み立て→ブックの回収→アリーナでの配置を進め、最後はVゴール(カンフーマスター)を狙います。
道場(Martial Club)
ここは試合開始地点であり、武器(槍)を組み立てるエリアです。
開始時点で、各チームのポールラックには槍の柄となるポールが4本、中央のヘッドラックには槍の穂先となるヘッドが6個配置されています。

R1とR2は協力して、ポールとヘッドを接続し槍を組み立てます。
槍はアリーナでの攻防(ブックを落とす等)にも関わる重要アイテムです。
梅花林エリア(Meihua Forest)
ここでは、相手チームが事前に配置したブックを回収していきます。
梅花林には、R1ブック3個、R2ブック4個、そして回収してはいけないフェイクブック1個が配置されます。

R1は梅花林の外周側からR1ブックを、R2は梅花林内部でR2ブックを収集します。
また、フェイクブックは「乗る」「動かす」なども禁止されているため要注意です。
アリーナ(Arena)
回収したブックを「秘伝書棚(ラック)」に配置し、得点とVゴールを狙うエリアです。ラックは9マス(3×3)の棚で、下段・中段・上段があります。

基本的に、R1は下段、R2は中段に配置できます。
さらに、R1に持ち上げられたR2(合体状態)であれば、R2ブックを上段に配置することもできます。
またR1は槍を用いて、ラック上のブックを落としたり動かしたりすることができ、攻防が発生します。
得点・Vゴール(カンフーマスター)
今回の得点は、主に「槍の完成」「ブックの運搬」「秘伝書並べ(ラック配置)」で加算されます。

得点配分(概要)
・完成した槍 1本につき 10点
・アリーナに運んだブック 1個につき 10点
・秘伝書並べ(試合終了後の状態で採点):下段 30点 / 中段 40点 / 上段 80点(各ブック1個あたり)
さらに今年もVゴールが用意されています。
自チームのブックを、ラックの縦1列または斜め1列の3マスに揃えて配置すると、「カンフーマスター」達成となり、その瞬間に勝利が確定します!

勝敗の決め方
勝敗は以下の順番で決定します。
- 「カンフーマスター」を達成したチーム
- 合計得点が高いチーム
- 同点の場合は、以下の順に決定
- アリーナでの秘伝書並べによる得点が高いチーム
- アリーナに運んだブックの数による得点が高いチーム
- 道場で完成させた槍の数による得点が高いチーム
- 審査員判定
試合進行
試合進行は、セッティング→試合の順番に行われます。
セッティング
主審の合図でセッティングタイムが開始し、1分後に終了します。
セッティングに参加できるのは、チームメンバー3人とピットクルー上限3人までです。
セッティング中、各チームは「相手チームの梅花林」にブックを合計8個配置します(R1ブック3個、R2ブック4個、フェイクブック1個)。
梅花林の各ブロックにはブック1個のみ置けます。
もし所定の時間内に梅花林へのブック配置が完了できなかった場合、相手チームにブック配置のための30秒が与えられます。
また試合開始時にロボットは、上空を含め、スタートゾーン内に収める必要があります。
試合
試合時間は3分です。試合は以下の場合でのみ終了します。
- 「カンフーマスター」でどちらかのチームが勝利したとき
- 3分間の競技時間が経過したとき
- いずれかのチームが失格となったとき
おわりに
いかがでしたでしょうか?今年のルールは、2台の役割分担(R1/ R2)に加え、梅花林での回収・アリーナでの配置・槍を使った攻防が絡み合うため、非常に戦略性の高い競技になっています。
最後に、本記事の内容は学生ロボコンおよびABUロボコンのルールブックを参考にまとめています。詳しいルールの内容は、必ず公式情報をご覧ください。
今後の大会までのスケジュールについても以下のようになっています
- 2月中旬(月) :第1次審査用ビデオ提出〆切
- 2月末迄 :第1次ビデオ審査結果通知(メール)
- 4月下旬(金) :第2次審査用ビデオ提出〆切
- 5月初旬 :出場チーム通知、発表
- 6月14日(日):NHK学生ロボコン 2026
応援よろしくお願いします!


