予選リーグ
ケンヂブリッチ:世界大会の話、全5試合を話しきらないといけないのでね。早速、世界大会 in カンポジアの話に迫っていきたいなと思います。よろしくお願いします。
この時間はまず予選リーグの話、VS タイですね。
どんな試合になったのか、教えてもらっていいですか?
ひろもと:予選リーグなんですけども、5つのグループに分かれて対決するんですが、大会の前日にそれぞれのチームの出来栄えを見て、その強いチーム5チームが均等に分かれるようにグループ分けされました。
日本チームは一応1位なんですけど、計測のタッチの差ということで2位通過で前日は通過しまして(前日が目測で計測していたため、実際のタイムとの間にばらつきが存在したと考えられています)、無事に5つのグループどこかに分かれることになったんですけども、抽選の結果Eグループに配属されましてました。
このEグループが、5グループの中の最後のグループっていうことで、チーム数が2チームのリーグになっているので、リーグ戦なんですけども同じ国と2回戦うっていう、特殊なリーグ。国内大会の時に見たような、特殊な予選リーグに配属されてしまいました。
ケンヂブリッチ:Eグループはタイと日本しかいなかった。
ひろもと:そうです、タイと日本しかいなかった。
おおまえ:そもそも出場国が13カ国、カンボジアは開催国で2チーム出ていて、14チームになってるので、グループが5つに分かれるので、3・3・3・3で、1グループのみ2チーム。
そこにレアなところにちょっと分かり当てられたっていう感じ。
ケンヂブリッチ:今年の運命だね。
ひろもと:これが運が良かったのか悪かったのも、相手の一緒に入ったチームによるんですよ。
同じチームの2回戦うので、その相手が強ければ強いほど、自分たちを苦しめてしまう。
3チームのグループであれば、強いチーム、弱いチームいても、どっちかでいい結果を残せば、敗者復活っていう可能性もある中、2チームしかいないので、ときどきだったんですけど、なんとタイは予選6位です、ってことは、(均等に振り分けられる強いチームに)配属されなかった中で最も強い。
もちろん日本よりかは、記録は低かったんですけども、(均等に振り分けられる強いチーム以外の)他のチームの中で最も脅威となるような、予選となってしまったという。
ケンヂブリッチ:いきなり緊張感すごいね。
ひろもと:緊張しましたね。
予選1試合目 安定的な動作で勝利
ケンヂブリッチ:タイとの一試合目はどんな勝ちを収めてきたんですか?
ひろもと:タイとの一試合目なんですけども、予選リーグになりますので、これを勝ち抜いたチームが決勝トーナメントに出場できるんですけど、決勝トーナメントに出場する時に、予選で出した記録をもとに決勝トーナメントのトーナメント(の対戦相手)が決まるので、ここでいい結果を残さないといけないぞということで、それだけ強い相手でもここは攻めの姿勢で行くしかないなということで、僕らもできる限り、攻めのモートで挑みました。
一試合目はちょっと安全策をとって、うさぎロボットはジャンプはしなかったですけど、できる限り速いモートで挑みました。
その結果、31秒でチェイヨーを決めることができまして、ただちょっとこの31秒は、自分たちの自己ベストではないものの、かなりいいタイムをマークできたかなという試合になります。
ケンヂブリッチ:自己ベストは何秒なの?
ひろもと:自己ベストは、20秒台がコンスタントに出るなっていうところで、本気を出せば10秒台も出るんですけど。
20秒台が強いかなっていう。
ケンヂブリッチ:そう思うと、確かに31秒は自分たちの中よりはちょっと遅いタイムだったけどっていう。
ひろもと:ごめんなさい、20秒台でした。秘策を温存した状態で20秒出しました。
予選2試合目 うさぎロボットジャンプ!
ひろもと:予選リーグ、赤ゾーン・青ゾーンってありまして、そのゾーン入れ替えての対決になるんですけど、2試合目は、さっき勝てたんでさらに攻めてやろうということで、奇作のジャンプを導入してやったんですけど、そこでも色々と、相手のリングを崩してはいけないっていうルールもあるので、相手のリングが崩しやすそうなポジションにあったがゆえにちょっとそこも安全策も兼ね備えて行ったところ、また同じぐらいの20秒程度のチェイヨー。
練習通りの、コンスタントに20秒台のチェイヨーで。
予選リーグ2位通過 1位は強敵中国
ケンヂブリッチ:2試合しっかりとした成績を収めた日本は、予選では何位で通過した?
ひろもと:これが、2位だったんです。
にーご:2位だったんだ。
ひろもと:実はあの、ジャンプができる大学って他にもいまして、中国はジャンプできるんです。
やっぱり中国はジャンプするんで、うさぎロボットが上に上がるタイムが速いんですよね。
おおまえ:全試合ジャンプ。
ひろもと:全試合上手くいってるっていう。
おおまえ:ジャンプっていうのが今回のフィールドが3段構成になってんで、その段と段の間に堀っていうエリアがあるんですけど、そこにもしロボットが落ちちゃうと、強制リトライって言ってロボットをスタート位置に戻してやり直しっていうことになるんですよ。
こうなっちゃうともう3分間っていうこの、チェイヨーという完全勝利が20秒とかそんな短い時間で決まる中で、もしロボット落ちちゃったらほぼ負け なんですよ。
このジャンプっていう手札は強いんですけど、我々はなかなか切れないんです。
そんな危ない策を中国は100%の精度でできるんで、全試合やって…。
ケンヂブリッチ:中国って何秒でいってんの?
ひろもと:10秒台もう、20秒余裕で切っています。
驚くことに、実はジャンプしてうさぎロボットが2階に上がってるんですけど、うさぎロボットが打ち始める前に、ゾウロボットでさっき言ったチェイヨーを達成しているんですよね。
ていうことはジャンプしてるんですけど、ゾウロボットもそれ以上に強い。
にーご:なるほどね。
ケンヂブリッチ:ゾウなのにめちゃ速いぞとの。
うさぎのすばしっこさぐらい持っているゾウだったぞと。中国は。
ということで、1位通過は中国で、日本は2位通過。
決勝トーナメントでなると、順々決勝相手がどこでしたか?
ひろもと:準々決勝はカンボジアになります。
ケンヂブリッチ:開催国のカンボジア。カンボジア2チーム出てたと言ったけど、決勝トーナメントで上がったのはカンボジア1チームだけ?
おおまえ:1チームだけです。
ケンヂブリッチ:カンボジアは予選で言うと何位で通過したチームなんですか?
ひろもと:何位までも覚えてないですけど、下の方で。
まさかの雨漏り
ケンヂブリッチ:でもこの決勝トーナメントに入るまでに、あのちょっと軽い中断があったみたいで…。
ひろもと:インドチームの試合が長引いたことと、雨漏りもあったので。
ケンヂブリッチ:雨漏り…。
ひろもと:それもあって、試合はかなり中断しましたね。
ケンヂブリッチ:めちゃくちゃ雨が降った。東南アジアのスコールに見舞われたと。
世界大会の会場が雨漏りで中断ってどう言うことかと思っちゃいますけど。
おおまえ:ロボットに水が落ちちゃったら壊れちゃいますからね。
ケンヂブリッチ:落ちなくてよかったね。
おおまえ:大変でしたけど、雨は止みました。雨漏りはなくなりました。
ケンヂブリッチ:屋内なんだよね。
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